|
戻る
2004/7/30
昨晩、石下の家のクライアントからメールをいただく。どうやら、打ち合わせ再開となりそう。クライアントの本多さんは電気系統のシステムエンジニア。この7月に家の新築工事の着工を予定して打ち合わせを進めていたのだけれど、その詰めを行っている5月に急遽巨大アミューズメントパークの新しいアトラクションの工事担当になってしまったのである。このテの商業施設の建設工事は昼夜も休日も関係なしの超突貫が常(GWや盆休み中もデパートの新築や改修工事をしている光景に皆さんも気が付くことでしょう?)。休暇を得ることが困難になり、当然打ち合わせをサスペンドとなっていた。子供たちの夏休みを迎え、無事、アトラクションも完成。本多さんにも休息が訪れたようす。ゼネコンにいた僕は、そんな修羅場において展開される人間ドラマを経験している。現場の仮囲いの向こう側で休みなく精一杯働く人たちは、その手前側を子供の手を引いて歩く人たちとなんら変わらない、家族を大事にする満点パパさんばかりなのだ。休日に工事現場から音が聞こえてきたら、ちょっと気に障る音かもしれないけれど、「うるさいな」ではなく「頑張ってんな」と思っていただければ幸いです。とりあえず、本多さん、お疲れさまでした。(内田元太)
2004/7/29
調布の家のプラン及び模型作成。今日は台風が来るということで警戒していたのだが、何事もなく無事終了。(増井真也)
「なんだか切ないなぁー」と設備屋さんが指差す先には、蝉の抜け殻があった。地面からわずか数センチの高さ。自動車のタイヤにガシッとしがみついていた。どこから出てきたものかとふたりで地面を探すと、コンクリート土間の近くの地面に小さな穴がひとつ。もし、そこしか脱皮の場所が見つけられなかったのであれば、たしかにどこか切ない。だが、その抜け殻には魂こそなかったが、一種の力強さを感じた。ひょっとしたら、誰も未だ挑戦したことのない脱皮の舞台を求めてタイヤを選んだのではないだろうか。どれだけ地面に近い場所で脱皮ができるか度胸試しをしたのかもしれない。いつ動くかわからぬ危険な場所で脱皮をするスリルを味わいたかったのかもしれない。昨夜の嵐のなか、世界に飛び出していった蝉は今どこで鳴いているのだろう。(山田和彦)
2004/7/28
浦和の家、所沢の家の見積もり、確認申請、成増の家引渡し書類作成。(増井真也)
台風が西へ向かっているという。何だかドキドキする。昔オスロに住んでたとき、エチオピア出身のルームメートが、「アジスアベバの三日月はオスロの三日月とは逆に曲がってるんだよ」とこっそり教えてくれた。そのとき窓から見えた月はCの字に曲がっていた。その話が妙に頭に残り、翌日の語学学校でみんなに月の絵を描かせてみた。ノルウェー人の先生を始め、ヨーロッパ人はみなCの字形に月の絵を描き、Jの字形に描いたのは私と中国人の女の子ふたりだけだった。漢字文化圏の人たちはみんな無意識に「月」という漢字と同じ向きに描いてしまうのだろうか。それ以来三日月を見るたびに、どれだけのアジア人が今同じ月を見ているのかなと考えたりしてしまう。(山田和彦)
2004/7/27
浦和の家、所沢の家の見積もり作業に没頭。(増井真也)
調べ物があり、電車を乗り継ぎ与野本町まで出掛けた。駅から役所までの間に3回も、水前寺清子さんの「365歩のマーチ」をガンガンに鳴らした車とすれ違った。水前寺清子さんのことが頭から離れないまま用事を済ませ、事務所へと川口の商店街を歩いていると、新装したお店があった。何気なくそこに並ぶ花輪を眺めていると、なんとそのなかに「水前寺清子与利」と書かれた札を見つけてしまった。「何なんだ今日は!」と興奮しながらふと携帯を見ると今日は火曜日。「水」のゼンジツ。少々背中にひんやりとしたものを感じつつ、事務所用にアイスクリームを買って帰社。ちょっとした水前寺な夏の日。(山田和彦)
2004/7/26
午前中は、庭にたまりにたまっているごみの引き取り立会い。工務店をしていると、現場の終了後にはコンテナいっぱいに入りきらないくらいのごみがたまってしまう。現在のごみ処分費はコンテナいっぱい9万円。私がゼネコンにいた7年前くらいは5万円だったので、ものすごい値上がりの仕方である。でも、この値段はまだ安すぎるらしい。千葉県や茨城県など東京周辺に作られた最終処分場には、焼却処分されたごみの灰や燃やすことができないごみが埋め立てられているわけだが、その処分場も10年くらいでいっぱいになってしまう。その後にごみはいったいどうなるのか。新築現場から発生するごみはまだかわいいものだが、解体現場の場合はその量も半端ではない。なんせ家一軒分が丸まるごみになるのである。特に住宅の場合、ごみの管理体制がまだまだ不十分で、ひどい業者になると不法投棄なんてこともある。少しでも安い業者に頼もうとすることで、そのような悪質業者に当たってしまうのである。この問題はシンケンに考えなければいけない。とにかくわれわれ建築家は世界一のごみの生産者であるということを自覚して、その発生を抑えたり処分しやすい家を作るべきである。昼からは山田と一緒に成増の家の写真撮影。今日から、インターンの学生さんが一人来ている。その関さんもつれての撮影会。新顔が来るとなんとなく活気付くような気がしていいものだなあ。(増井真也)
昨日の試験は、運良く恩師が設計した建築が出題され、足切り点も合格ラインもその1点で乗り越えることができた。彼が急逝してからもう2年が経つ。天国から「そんなんじゃ落ちちゃうよ」とニコニコしながら引っ張り上げてくれたであろう先生に感謝しながら、10月の製図試験へ向けて気持ちを切り替える。(山田和彦)
2004/7/25
今日は成増の家のオープンハウス。今日のための準備のためにここしばらく現場に通い詰めていたので、日記も書くことができなかった。今日はギャラリー関係の知人や家を建てる予定の方々などを中心に30人ぐらいの見学者にお越しいただき、スタッフ一同で皆さんを迎えたのだが、やはりさすがに疲れを感じてしまった。皆さんの感想は聞いていて面白く、予想もしていなかった言葉が飛び出したりして、主催したこちらが楽しませてもらえることもしばしば。一番印象に残ったのは、この家を船と言い表す人が多いこと。外部に対して強く閉じていて、内部に入るとひじょうに開放的な構成がそのように感じるらしい。まあでも、計画の頃に名づけていたチーズの家よりは船の家のほうが良いかな。夜はスタッフ全員で打ち上げ。少々飲みすぎた。(増井真也)
2004/7/21
25日に建築士試験を控え明日から試験休みを頂きます。内田がわざわざチェコまで買いにいってくれたこの妖しげな必勝鉛筆が私のこころのささえ。そのオーラ(毒気)で試験官に注目されること間違いなし。(山田和彦)

山田君、それはハンガリーで発掘した物なんだが、まあ、ガンバレ。(内田元太)
2004/7/20
観測史上最高という暑さのなか、郵便局からの帰り道ふらふら自転車をこいでいると銭湯の解体現場に出くわした。もうもうと土煙が舞うなか、鮮やかな水色の空と白い富士山のペンキ絵が、崩れた壁の向こうにさらされていた。真っ黒く汚れがこびりついた煙突とは対照的なその水色の鮮やかさが、うだるような暑さのなかで強烈に浮かび上がっており、一度はそのまま通り過ぎたものの、気になって引き返してしまった。解体現場ではしばしば、外にさらされることが想定されていない部分が丸見えになってしまう。他人の秘密をのぞき見てしまったような居心地の悪さを感じながらも、しばしその鮮やかな水色に見とれていた。(山田和彦)

朝一番で、妻と子供が滋賀県の実家に里帰りをした。先週から夏休みということで、約3週間田舎で過ごす。川口では既に聴くことのできなくなった、虫の声や田んぼのかえるの声。滋賀県では、驚くほど大きな声を出して、夜遅くまでかえるがなき続けている。深夜外に出ると、狐や狸も顔を出す。庭で遊んでいれば、カブトムシやくわがたが時たまぽとりと落ちてくる。都会で暮らしているとついつい忘れてしまう人間以外の生き物たち。大きな宇宙のほんの小さな地球にたまたま一緒に暮らしているのだから、忘れてはいけない。先日、物理学者のホーキング博士がブラックホールに関する自論の誤りを訂正するという記事が出ていた。すべてのものを吸収してしまうとてつもない質量を持つもの、そんな知識くらいしかない私も高校時代には宇宙に興味があった。はるか銀河のかなたで起こり続けている壮大な出来事を創造しながらふと机に目を落とすと、やらなければいけない仕事が山のようにたまっている。自分の仕事も宇宙の営みの一端を形成しているのかななどと思いながら、昨日打ち合わせをした、本山さんの家のプランを考える。それにしても、今回の打ち合わせでは本山さんの設計のレベルの高さにまた驚かされた。提示されたプランの一つ一つの完成度がかなり高い。当然おかしなところもあるのだが、ひじょうに良く考えてきてくれるおかげで、得るものの大きな打ち合わせができたようである。夜は7時から、暑気払い。今日は千葉県で40度の猛暑を記録したようだ。40度はさすがにひどすぎる。今までに体験したことのないサウナのような暑さに少し不安を感じながら、皆と一緒にビールでものもう。(増井真也)
2004/7/19
毎晩銭湯に通い始めて1年以上がたった。内風呂がある暮らしでは面倒臭さからシャワーで簡単にすませてばかりであったが、さすがに一回380円払うとなると毎回しっかり湯船に浸かるようになる。事務所から歩いて5分ほどのA湯が一番近いのだが、毎月5のつく日は定休日なので少し遠くのK湯まで遠征をする。A湯とK湯を比べると、営業時間・湯質・やさしさなどにおいてはK湯が勝るのだが、K湯のペンキの壁画よりA湯のモザイクタイル壁画のほうが見ていて飽きないのでA湯に通い詰めている。(山田和彦)
2004/7/17
午前中成増の現場にて少々作業。3時ごろから京都で知り合った日本画家の森竹さんの絵を見に、埼玉県の加須市にあるギャラリーに向かう。宇都宮線から東武線に乗り換え加須市駅に着くと周辺の雰囲気がなんとなく騒がしい。いかにもという感じの金髪不良少年たちをよけながら、埼玉県の田舎らしいなと思っていると、外に出てみてすぐに理由がわかった。道路には、屋台が立ち並び、大きなみこしが準備され、はっぴ姿の若者たちがまだかまだかと待ち構えている。どうやらかなり大規模なお祭りが開かれるようだ。その喧騒の中を通り過ぎ、約20分くらい歩くと田舎作りの町並みからちょっと浮き出ている建物があった。そのいかにもという風貌に一目でここだなと思い中に入ってみると久しぶりにお会いする森竹さんの姿があった。とても仲が良いというギャラリーのオーナー婦人と一緒に迎えてくれて、彼女の素晴らしい絵をひと時堪能できた。ファインアートや現代アートを見慣れているせいか、正統派日本画に一瞬なじめなかったが、どうなら表現したい思考回路はそんなに変わらないらしい。ほんの少しだけ伝統とか形式に縛られているようでも合ったが、それがまた逆に羨ましいようでもあった。夜は森竹さんと一緒に、川口で食事をして、11時ごろ帰宅。また機会があればぜひ拝見したいものだ。(増井真也)
本日、ソラの里親探しも大円団を迎えた。近所に住む陶芸家の方が快くソラを引き取ってくれたのだ。1ヶ月間母親を務めたマリコ女史は寂しそうであったが、ともあれ良いヒトが見つかってよかった。ひと月前、R.D.Rで保護されたソラは卑屈な目で人間を見ていた。「ソラ(宇宙)」という名前もその風貌が宇宙人に似ているところから付けられた。そのソラがマリコ女史の圧倒的な愛情に触れ、徐々に穏やかに、そしてカワイクなっていった。そんな過程をインスタンスに見ていると、幼子の人(猫)格形成は環境に大きく左右されるなどと、アタリマエのコトを深く知覚できるのであった。一方で、これは親子でラグビーチームに入っている友人から聞いた話なのだけれども、子供は親の姿をみて育つので、まず、そのチームのコーチは子供にゲームを教えるのと同時に親にも厳しくメンタル教育を施すらしい。二律背反を地でいく教育制度と社会構造。子供の教育に関しては、「失敗」と位置づけられた前身の制度を経験している両親(僕もそうなのですが)にとっても試行錯誤の状態であろうから、妙に納得。僕らがよく話し合うことは、家族全員が成長する家づくりをしたいな、と。生活の中から産み出される知恵を活かすことのできる空間。それを具体化してweb上に公開する予定。トップページの予告には「木組みの家」と謳ってあるけど、根っこにあるのはそんな考え。夕方から増井と同じ行動。森竹晴美さんという日本画の画家さんの個展。彼女の人柄と同様に優しい作品で安心した。こういうヒトの目は澄んでいる。対象は静物が中心であるが、その中でも構図を意識した小作品に目を留めてしまうのは職業柄なのかもしれないけど僕は好きだな。また、アートと建築の違いをこういうところで自覚できてしまったが、抽象性を表現する方が難しいのだろうな。また機会があればぜひ拝見したいものだ、と同じコメントで結んでみる。森竹さんの個展「晴のち晴展」は加須の「ギャラリー野と花」(tel:0480-65-0451)で25日まで。(内田元太)

2004/7/15
今日は朝から、西高島平の家のプラン作成。イメージスケッチなどを行う。めずらしく一日事務所にいたのだけれど、今日はなんとなく昨日の作業の疲れがまだ残っているような気がする。きっと暑さのせいだろう。作業というのは、成増の家だ。セルフビルドは予定になかったのだけれど、結局結構な量をやることになってしまった。(自分の提案だけど。)その作業もこれでほぼ完了。追加工事の大工さんも完了した。来週末で引渡しなのだけれど、家を建て主の手に渡すときにはなんとなくさびしいような気になる。ほかの建築と違って、もう勝手に入ることはできなからなあ。今日のニュースで、民主党の菅さんが四国へ一人旅に出るらしいという話があった。選挙が終わり、政治がらみの様々なニュースが飛び交っている。そのほとんどが、選挙中の不正行為、もしくは選挙前に出すことを阻止された不正行為の摘発の類のようなものだが、このニュースだけはちょっと変わっていたので少し気になった。売名行為と考えてしまえばそれまでだが、私はきっと本当に何か感じたのだと思う。すべての人の行動は何らかの欲に動かされている。権威、自己顕示欲、政治だけではなく、建築行為もまたそういった欲の塊である場合がほとんどだろう。その欲望を時たま流してくれるものがあるとすれば、それが義理・友情・孤独。どんな人でも、時にははそういうものに触れて、汚れた体を洗い流したくなるのだのだろう。私にとって家作りはたらだをキレイにする行為。成増の家が終わり、次はどんなことが待っているのか。楽しみでもあり、不安でもある。(増井真也)
2004/7/12
午前中は、所沢の家についての打ち合わせ。本格的な製図作業に入り仕事量も多くなってきたので、調整が必要だ。予算のことも気になるので、今週中には図面を書かなければ。午後は、里の家のプランを少し考えた。現在進行中のますいいプロジェクトの現場を見て住宅を頼んでくれた方なのだが、なかなか良い家になりそう。今日は2案考えた。成増の現場では、大工さんが作業再開。今日はヤマモトについていてもらい現場管理をした。この作業か終わるといよいよ完成間近。水曜日に出来上がりを見に行くのが楽しみだ。(増井真也)
2004/7/10
午前中、調布の家の打ち合わせ。この家では切り妻のおおきな屋根の建物を提案した。土地の条件が完全な都市型で、どのように設計しても21坪以上にはならない。これはひじょうに小さいように感じる数字だが、提案したプランではその数字以上に豊かで、そして年を経るごとに起こりうる様々な要求の変化にも対応できるようになっていたと思う。本山さんも設計に参加したいと張り切っているので、主要構造以外の部分はある程度お任せしてみようと思う。そのような形で、建て主の意思が込められればいっそう愛着がわくだろう。最近は、建物の寿命について考えることが多い。日本の住宅はせいぜい30年くらいで壊されてしまう。40代前半で建てて、70代になったときにすむきがなくなってしまうような家はできれば建てたくない。最近の住宅番組などでは、妙に細かな細工がとりだたされ、家のデットスペースをどれだけ上手に無駄なく収納にしたとかそういうところだけが重要なことのように扱われているが、これはやばい方向だ。可動部分のある家具は必ず壊れる。絶対に家より早く壊れるのだ。壊れたときに家も壊さなければいけないようなつくりの建物がいかに多いことか。私は住宅に過剰な家具機能を求めることはしない。それよりも世代間を通じて、家族を守り続けるおおきなシェルターを作ることを心がけようと思う。今回の調布の家もきっとお子さんの代まで使えるような奥行きのあるものになるだろう。(増井真也)
2004/7/9
今日は成増の家のガラス塗装。この塗料、本来土木の製品でトンネルや高架の落書きを雑巾1枚で消すことができるように変えられる優れもの。しかし値段が馬鹿みたいに高い。来た業者本人がウチは高いんですよと自慢しているんだからどうしようもない。まあそれだけ優れた商品ということで納得するしかないか。その後高島平の家の施主である松崎さんと打ち合わせ。この方は、成増の家の近所に住んでいる方でたまたま成増の家を見て、ますいいに建築を頼みに来てくれた。こういう頼まれ方は一番うれしい。成増の家が良くできたということだろう。こんな家作りをさせてくれた田中さんに感謝したい。(増井真也)
2004/7/8
今日は調布の家のプラン作成。日照の問題、広さの問題、などなどようやく解決できそう。イメージスケッチなどを描いて土曜日の打ち合わせに備える。先日久しぶりに屋久島の大工さんと話をした。図面ができたので、見積もりを依頼したのだがなかなかきびしそうなお返事だった。予算オーバーは避けられなさそうな雰囲気。まあもう少し待ってみよう。(増井真也)
暑い、いい加減にしろ・・・では、解決しないのが、ラブラドールのゴンタ。全身黒ずくめの彼は、ゴンタ小屋の影とともに移動する以外、まったく身動きをとらない。猛暑を乗り切るための彼なりの自衛策なのだけれど、生気のない彼は自らの魅力を半減させてしまっている。そういえば、よく遊びに来ていた子供たちも最近は来ていない。とりあえず、水撒きをして後方支援。よみがえれ、ラブリー・ゴンタ。動きを控えて体力を温存するゴンタに対して、毎日作業する職方さんは大変だ、と思いながら、鳩ヶ谷の現場に行くと大工の須賀さんは今日も元気。「さすがですね」、と話しかけると、「いや、ここは涼しいんだよ」、と須賀さん。2時間ほど現場にいたけれど、確かに屋内は涼しいと実感。設計する際、常に居住環境に関して意識を強めているのだけれども、立地条件も重なって予想以上の効果。これなら、2,3Fのリビングやホールでは、夏にエアコンを使う必要がないかもしれない。夕方から蕨の家のスタディー。山崎と協議したが、提案したい住み方がお互い一致した。無理のない生活をするには、これが最良の選択のうちの一つといえるだろう。図面を描き終えて、近くの公園で運動して汗を流す。太陽が姿を消してからの人間の行動は極めて自然。ゴンタも正気を取り戻していた。夏の太陽に逆らう人間の行動自体が狂気の沙汰なんだな、とそんなゴンタを見て思う。(内田元太)

2004/7/7
朝から成増の現場に向かう。現時点でできることはほとんどない状況になってしまったのだが、少しでも進めておこうということで、夕方まで作業した。それにしても暑い。汗を1リットルはかいただろう。今日は七夕祭りが近所で開かれていた。息子を連れて行こうかと思っていたら、大学時代の友人が大阪から来社。なんでも、川口で再開発事業をやるらしい。久しぶりということもあり、近くの居酒屋で話し込んでいたらいつの間にか12時になってしまった。(増井真也)
2004/7/5
今日は調布の家のスタディー。狭小地、北側斜線、第一種低層住居という非常にきびしい条件の中でどのように豊かな空間が生まれるか。施主の本山さんはナチュラル系のシンプルモダンと名づけたシートを作ってきてくれた。そこには様々な希望が羅列されている。多少の間違いはあるにしても、素人の知識を超えたかなり的確な言葉がそこにならんでいた。つまり、本山さんは自分の家を自分で考えている。私たちはプロとしてそれをほんの少し後押ししてあげればよいのだと思う。そして、実現可能な状態に持っていければ成功だろう。とはいえそれも簡単なはなしではない。もう少し時間がかかりそうだ。よるは、ホームページを少し作ってみた。テーマは自分で家を考えるための講座。こちらのページも少しづつ作っていく予定なので、皆さんの参考になればよいと考えている。(増井真也)
昨晩、住んでいるアパートの近くにある商店街の七夕祭りの設営で騒がしく、全然寝付けなかった。しかし、年に一度のお祭りなのでそれくらいは流せる器量はあるつもり。一方、選挙カーの金切り声を張り上げる演説は相変わらず気になる。政治不信を増長させるためにやってるのだろうか。ともあれ、どちらもテンポラリーなマツリゴト。それらには、その一瞬間に恐ろしく甚大なエナジーが集積される。それを建築化できるのは仮設スペースしかないわけで、これに取り組めるのは羨ましいことですよ、と、とある商店街の1日限りのイベントのプランニングをしているアトリエ木の日の原口さん夫妻と話して思ったこと。一方、僕らが携わる住宅は、そんなテンポラリーな活動だけでなく、ゆったりと蠢く生命活動までも包んでしまう器量の持ち主。これに相対するには今日の寝不足の僕では18時までが限界・・・というか失礼にあたる。以降はホームページ作成へ移行。増井がコンセプトのページなどを作ってくれたので、僕はワークスのページをつくる。これは単調作業でまったくエナジーを必要としないが、ヒトにはそういう間も必要なんだな、と妙に実感。今日はまったくのダメ人間。(内田元太)
2004/7/3
今日は成増の家の現場に行った。現場に、友人の小野と石山研究室のOBの松本さんを呼びしばし建築談義に花を咲かせた。夕方より、成増の駅前の居酒屋にて食事。夜12時帰宅。(増井真也)
2004/7/1
鳩ヶ谷の現場。ここの大工さんは今日も張り切っている。夜、増井・山崎と4時間ほどの会議。23時終了。少しだけホームページを刷新。意外とカンタン。でも、ちょっとずつやります。(内田元太)

|