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朝から、赤坂のシティークラブオブ東京にて友人の結婚式に出席する。久々に大学時代のラグビー部の友人たちと集まり楽しい持間を過ごした。普段責任ある仕事をしているので、何かと自分の年齢を忘れがちだが、土人の変装をして歌を歌っていると自分の若さに改めて驚いてしまった。それにしても、気の置けない仲間と騒ぐのは楽しいものだ。(増井真也)
2004/2/27 今日は朝から、田中さんの家の図面作成。この作業もうかれこれ、1週間以上続いている。実は田中さんの家、もうすでに14日に地鎮祭まで済ませ、さあ着工しようという状況だったのだが、どうしても変更したい部分が出てきてしまい、大急ぎでの大変更作業を行っていた。模型を作り、検討を重ねた結果かなり良い形になってきたのだが、一度完成していた図面をほとんど書き直すという作業にかなりの時間と費やしてしまった。今夜遅くにその言い訳をしに伺う予定なのだが、遅くなりそうなので先に日記を書いている。気に入ってくれるといいが。もし気に入ってくれても、さらに銀行とかいろいろ問題があるので、大変そうなことには代わりがないのだが、建物が良くなってくれればそんなことはどうでも良い。それにしても田中さんの家、本当に難しい仕事だということを改めて感じた。(増井真也)
2004/2/25 長らく続いた柏の冨永さんの家の引渡しのために朝から柏に向かう。とはいえ、もうすでに検査や手直しも済ませているので、きょうはこの家を設計した慎さんと一緒に写真撮影を行ってきた。ということで、普段現場に向かう時と比べてかなり気が楽な一日だった。現場に着くと完成ドリームハウスのスタッフの人たちが建物の撮影をしていた。こちらも今日が最終撮影ということで、大人数でかなり気合の入った撮影だった。夕方になると内田、山崎も合流して打ち上げに。やはり現場が終了した後に飲むお酒は一味違う。久しぶりにいい気分に酔っ払って、家路についた。(増井真也) 夕方、道に迷いながら柏の富永邸へ。すでに増井と山崎は到着している様子。設計されたs.y.m+の慎さんに挨拶。竣工なってTVの撮影が入っているので、にぎやかながら緊張感がある。フィールドは違えど彼らも今日が真剣勝負なんだな、と肌で感じる。家の中を拝見させていただくが、まず第一の感想は「富永さん、楽しんだろーな」。ここは施主が左官塗り壁に積極的に参加した。それを楽しんだ様子が完成した家から感じ取れる。慎さんをはじめ他にもいろいろ見所があると思うんだけど、その模様は3/26のテレビ東京系「完成・ドリームハウス」で。ま、僕らは出てませんけど。笑(内田元太)
2004/2/24 今日も西井さんの家。管理のついでに庇と手摺などの塗装を行う。ついで、といいながら半日かかってしまうのは、ま、しょーがない。夕方から現場で西井さんと打ち合わせ。暗くなって職人さんたちは帰るが僕らは仮設照明をつけて打ち合わせを続行。壁際に架けた唯一つの白熱灯が広いリビングを照らすが、十分な照度が確保できるわけではない。しかし、もともと仄かな灯りでくつろげる空間を共にデザインしてきたので、それを確かめる好機であった。灯りが映し出す陰影を楽しめそうだ、と奥の壁一面に石を張ることになった。実際そのような計画ではあったのだが、コスト面でペンディングになっていた事項である。結局のところコストは施主が負担する。だから、予算内に含みきれなかった計画に関して僕がアレコレ言えることではない。今回、西井さんは内装を自ら行うことで自らの、そして僕の願望を成し遂げようとしている。少なくとも僕はそれを実現させる手助けをする義務があると思う。夜9時、打ち合わせ終了。西井さんと食事を共にする。西井さんが行こうと思っていた焼き肉屋さんがたまたま休みでほかのお店へ。焼き肉は内装をやるときに行きましょーか。(内田元太)
昨日はバレンタインデーということで、お客様からチョコをいただきました。本多さん、田中さん、稲川さん、ありがとうございました。みんなで美味しくいただいております。マリコさん(増井の妹さん)に手伝ってもらって、近日、HPを刷新する予定です。お楽しみに。(内田元太)
2004/2/3 短い屋久島紀行も今日で終わり。午前中は、窪田棟梁に現場まで来てもらい縄張りをした。思った以上に大きな家が出来そうだ。2時の飛行機で東京へ向かう。東京には7時ごろ戻ってきた。みんなに土産をわたし、9時帰宅。(増井真也) 西井さんの現場は修羅場と化して今日はさすがに現場へ向かうのに覚悟が必要だった。が、現場に行けばなんとかなるもんだと自分でも知っているし、事実そうなった。建築って言うのは結局現場で解決すべきことが多いのだ。それはこのスタイル(クライアントとの出会いから設計、現場の運営を竣工まで行う)でやっている僕の実感としての結論である。ところで、先日増井が「ラストサムライ」について触れているので、実際見た僕も簡単に感想を書いてしまおう。アメリカらしい嗜好のシナリオはともかく、日本人として考えさせられたことがある。新渡戸稲造が訪欧滞在時「日本には宗教がないのにどうして道徳教育ができようか」という問いに対して「武士道によって秩序を保っていた」と著書の中で答えた。新渡戸の言が事実とすれば、「武士道」なき現代の日本の道徳教育はどうなっている?振り返るに、僕は両親から教えられた善悪の基準をもとに人々と交わりながら自分なりの道徳観を身につけた。他の人たちもそうだとすれば、つまり、周囲の環境によって培われた道徳観に基づいて秩序を維持しようということになる。そこで最近の学校や家庭から発信される暗いニュースは何を意味するのか、まあ考えたくない話だ。少なくとも子供が育つ身近な環境である住宅に携わる僕らはその秩序を保つための数少ない抵抗体となりうることはどうやら認識しておかないといけないようだ。(内田元太)
2004/2/2 朝6時ごろ目覚める。食事には早すぎるので、カメラを片手に散歩に出る。まだ薄暗かったが、そとはこの島には珍しい青空が出そうな雰囲気。三宅さんの新築予定地を通り過ぎるとすぐそこは海だ。海までの一本道を歩き、坂を下ると海にたどり着いた。あいにく山のほうからぶ厚い雲が迫ってきてしまったが、しばらく写真撮影を楽しんだ。宿に帰ってみるとすでに三宅さんが食事をしていた。昨日のご婦人方も一緒に食事をしている。私も挨拶をして合流した。10時に大工さんのもとに向かう。ついてみると前もって送ってあった図面を片手に迫力のある大工の棟梁久保田さんが現れた。この棟梁、この島で唯一屋久杉を使った手作りの家造りをしている方で、そのこだわり具合は風貌からも伝わってくる。一通り家についての話を終え、12時ごろ大工さんのもとをあとにした。食事をしようと安房の港に向かうとぱらぱらと雨が降り出した。この島は本当に雨が多い。安房の港で食事をした後、屋久杉を見に山のほうへ向かった。江戸時代以降大量に伐採された屋久杉を見るためには、かなり山のほうへ移動しなければいけない。車で約30分くらい走り続けると大きな杉の木が現れ始める。幸い雨はやんだものの、数日前の雪が残るその景色はとても南の島のものとは思えないようなもので、それでも逆に言えばめずらしいその雪景色を堪能してきた。宿に戻ると食事の準備が出来ていた。今日は新しいお客さんが一人増えている。石川県から来たつり客ということ。なんでも口白を狙って毎年着ているらしく、もの静かなその風貌からはつりに対する情熱が伝わってきた。この島は沖縄などと違い、どんな分野においてもかなり真剣な人が集まってくる。いわゆるレジャーという人は少なく、山や、つり、自給自足、テーマは人それぞれ違うものの、人生をかけてそれをやり遂げようと移住してくる人が多い。旅行に来る人もしかり。なんとなく世界遺産の島、縄文杉の島という重々しさがそういう人を集めてしまうのだろう。10時ごろ、三宅さんと二人で海中温泉につかりに行く。ここは干潮時しか入ることの出来ない温泉で、島の人をはじめ多くの観光客もおとずれる。空を見ながらそして波の音を聞きながらしばしの極楽を味わった後、再び宿へ帰った。(増井真也) 横浜の塚本さんよりお電話をいただく。塚本さんは東浦和に土地を探し求めていた。東浦和駅近郊は人気の閑静な住宅街であり、半年ほど待ったがなかなか物件が出回らなかった。そこへ建築条件付の土地が売りに出された。塚本さんは条件を外すように交渉してくれたようだが、それは実らず、「敷地を優先したい」ということに相成った。都市に家を建てる、ということは当然条件が限られてしまう。その中で選択する優先順位というのはそれぞれの生活・習慣や価値観によるもので、建物より敷地が先になっただけのことである。望むものすべてを手に入れるのは難しい。だから塚本さんの判断は正しいのだけど、寂しくも思えるのは僕も人間だからやむを得ない。わざわざご報告いただいた塚本さんのお人柄に感謝します。(内田元太)
2004/2/1 今日は午前11時に羽田空港で三宅さんと待ち合わせ。鹿児島経由で屋久島へ向かう。鹿児島空港で、ふと宿泊予定地までの移動手段がないことに気づく。まあ何とかなるさといってみると幸い三宅さんの知り合いの方がほかのお客さんを迎えに来ていた。われわれのすぐ後に50代くらいのご婦人と20歳くらいの女性があらわあれた。どうやらこの方たちを迎えに来たらしい。どちらへ向かうのかをたずねてみるとなんと宿泊先はわれわれと同じ山水さん。これはラッキーとばかりに乗用車に乗り込み、車の中での会話を楽しみながら民宿まで送ってもらった。夕方の6時ごろ民宿山水に着いた。ここは屋久島南部への移住者の基地となっているところで、今までも多くの移住者がこの民宿で移住の準備をしてきたところだ。食事を終え、近くの温泉につかったあと、三宅さんと新しい家についての打ち合わせを行う。11時ごろ打ち合わせを終え、明日に備えて早寝をした。(増井真也) 茨城の本多さんと打ち合わせ。ますいいのオフィスから自転車に乗り本多さんの車を先導しR.D.Rへ向かい、打ち合わせ。プランもまとまり実施設計に移る段階に至った。しかし、申請の関係上、着工は早くても5月中旬。詳細を詰めるには十分な期間が与えられているのだろうが、金額の詰めがあるので3月までには一通り計画を完了しておきたいな。なにせ、最初の見積もりで予算オーバーしなかったことはないのだから。午後から場所をますいいオフィスに移して保坂さん来社。R.D.Rから山崎氏も交えて打ち合わせ。プランは気に入ってもらえたのではないか。問題は2世帯住宅ゆえの親子間のコンセント。ご両親にも会ってその旨を話しておいた方がいいのだろう。今日は場所を移して打ち合わせをしたが、変化のある風景はいい。屋久島に着いた頃であろう増井はそれを最も実感している人物であろう。あー、羨ましー。(内田元太) |