| 2003/3/31
12時、南古谷の駅にて、構造設計家の梅沢氏、諏訪部氏と待ち合わせ。そのまま古谷邸の原寸検査を行うべく河野鉄骨工業へ向かう。工場に着くと原寸場に鉄骨の図面が引いてある。その寸法や納まりをひとつひとつチェックしていくわけだが、図面上では気が付かなかった部分のミスを拾い出すことが出来た。やはりこういう古典的な作業には大きな意味があるものだ。4時、帰社。柏の家の見積もりを少し行った後、6時、アトリエ木の日建築スタイルのかたがた来社。絵はがきや小物の作成などをしていて、さらに住宅の設計アドバイスの様なことをしているらしい。本格的に図面を引くのではなく、あくまで理想の家づくりに対する初期段階のアドバイスと言うことで、実施設計は他の事務所に依頼するとのこと。家に対する要望が多様化している中で、建築に関わる形も多様化してきている。しかもこの川口という町でこのような人が出てきていると言うことは刺激になった。今後も何らかの形でおつきあいできれば良いな。明日は、古谷邸の鉄骨図面の最終手直しを行う予定。春さんの家の方も、かなりまとまってきている。藤原さんの家が完成したが、今後も忙しい日々が続きそう。
2003/3/29
昨日は夜中の3時に帰宅したので、朝起きるのが辛かった。眠い目をこすりつつ8時に出発。行き先は府中の佐久間さんの家である。今日でだいたいのプランを決定しなければならない。なぜなら6月半ばには着工しなければならないからだ。奥さんとご主人との打ち合わせも順調に進み、1時30分終了。そのまま恵比寿に向かう。こちらは、大学時代の同級生がスタッフとしてつとめる矢板先生の竣工現場。坪100万円以上の集合住宅とあってみたこともない様な材料や納まりがたくさんある。一通り説明を受けながら見て回る。一見してコストがかかるディテールがあちこちに見受けられ、ローコスト住宅を造ることの多い私には理解できない部分が多い中にも、いくつかの魅力的な部分を探すことが出来て行ってみる価値はあった。何よりもこういう事は久しぶりに友人に出会えることに意義がある。そういえば恵比寿に行く途中電車に異常があって新宿駅のすべての電車が停止した。こんな時「もしや、テロ」などと考えてしまうのも時節柄だろうか。毎週購読している新潮や文春にも戦争のことが多くの記事を占めている。体制であるアメリカに反対することで反体制としての誇りと自己実現の快感を感じている人がおおいのばかり気になるが、正直この戦争についてどうコメントして良いのか分からない。わがままな子供同士のけんか、そして誰もそれを止めることが出来ない現実、国連の無力さを思うと、まるで日本の学校でおきている学級崩壊における教師の無力さを思い出さずにはいられない。
2003/3/27
午前中からずっと、古谷さんの家の施工図を起こす。やはり鉄骨造となると施工図の枚数が増える。それだけ、考えておかないと現場で納まらなくなってしまうことが多いからだ。内田は、一日中西井さんの家の図面を書いている。西井さんお家もいよいよ形が見えてきた。何せ昨日は4時間も打ち合わせしたらしい。夜7時30分、基礎工事業者の伊藤さん来社。見積もり等の打ち合わせを行う。この伊藤さん、今度の4月に行われる市会議員選挙に立候補するとのこと。当社が竣工して間もない頃面白い建物だからという理由だけで飛び込んできて以来のつきあいなのだが、議員になりたい理由も、昔からすんでいるこの川口市に新しい文化の風を送り込みたいという理由らしい。早い話もっとおしゃれで、こだわりのある町にしたいということである。この考え方は私がこの町で建築をやりたいと考えた理由と同じ。建築は町をある側面から変えることが出来る。それはそこに関わる人を変えることから始まることを私は石山修武から教えられた。市会議員に何が出来るか。これはこれからしんけんに考えていかなくてはならない。しかし少なくとも初心を忘れて悪いことをする様な人だけにはなって欲しくない。今の伊藤さんは、最高の人間だ。とりあえず今、支持。
2003/3/25
今日は一日中雨。古谷さんの家の基礎工事をはじめる予定だったが、明日に延期になった。朝8時に現場に行く予定も、中止。というわけで一日中村田さんの家の図面を作成したり、古谷さんの家の鉄骨図面のチェックをしたりと、貴重な時間が過ごせた。明日は、晴天の予定。いよいよ、基礎に着工できる。地盤改良の方法が変更になったりといろいろあったが、無事工事が進むことを祈るのみである。
2003/3/24
今日は朝から村田さんの家の設計を行った。どうやら土地の決済が終わらないと確認申請を提出することが出来ない様で少し時間がとれたのだが旧家の解体工事もおえいよいよ5月くらいには工事に入れそうである。午前中には、早稲田の丹羽さんの家の雨樋工事も行った。夕方内田に確認に行ってもらったのだが、いつもながら山川板金さんの工事はうまい。ちゃんとこちらの考えを分かってくれる板金やさんは最近では珍しく、出来ない出来ないが合い言葉の他の人と比べると山川さんはとても頼りになる存在だ。こういう職人さんに大切にされる様な会社でなければならないと思った。
2003/3/22
午前中古谷さんの家の鉄骨図面作成。午後から佐久間さんの打ち合わせ資料づくり。前回の打ち合わせは内田に行ってもらったのだが、そのときに伺ってきた希望をとり入れたプランが出来た。明日打ち合わせと思ったら、急遽来週に変更との連絡が入る。というわけで突然明日はお休みになってしまった。部屋にたまっている本でも読むことにしよう。内田は、茨城の本田さんのプランを作成。200坪以上の広大な敷地に38坪くらいの家を建てるのだが、都会ではあり得ない敷地条件ということで面白いことが出来そうである。午後8時、孫田より藤原さんの家の報告を受ける。まだだいぶ残工事が残っている。来週いっぱいくらいはかかりそうだ。
2003/3/21
昨日は夜11時頃まで現場にて最後の追い込みをしていた。40坪の住宅に職人の数ナンと13人。めちゃくちゃな一日だった。内田は、三浦さん、西井さんと打ち合わせをしてきた。三浦さんの方はようやく予算内に収まってきそう。もうじき又面白い仕事が出来そうである。西井さんの方では、懸念されていた開口部の件が解決。準防火地域における木製建具の利用と言うことで、結局国産の既製建具を利用することにした。それにしても個人住宅で開口部の種類まで細かい規制をしなくてもという感じである。というわけで、今日は、藤原さんの家の引っ越し。現場に着くとリビングのコルクタイルの上に生後2ヶ月の赤ちゃんが寝ていた。昨日のうちに何とか形にしておいて良かった。昼頃引っ越し屋さん到着。次々と新しい家に荷物が運び込まれる。慎さんや、藤原さんの奥さんのお父さんお母さんも出陣しての大仕業となった。外では大工さんが残りの作業をしていたが、2時頃藤原さんに挨拶をして現場を出発。工期の短い現場だったので完全に間に合わせることが出来なかったのが心残りだが、木をふんだんに使ったとても良い家を造ってあげることができてとても良かったと思う。とても良いできなのでギャラリーの方を見ていただきたい。
2003/3/17
久々の日記。今日も船橋の藤原さんの家に行って、引き渡しに向けての作業を行った。本日の作業は床暖房敷きと濡れ縁の製作。本来現場管理者がやる仕事とは思えないのだが、予算の調整上この様にせざるをえなくなってしまったので仕方がない。それにしても床暖房が無事作動したときは感動した。藤原邸の引き渡しまで残すは3日。まだまだ作業は残っている。孫田と共に現場に詰める日々が続きそうだ。
2003/3/10
朝から船橋市役所や藤原さんの現場、古谷さんの現場を回って打ち合わせをこなす。8時帰社後、村田さんの家についての打ち合わせ。開発の申請もほぼ終了に近づき、残すは確認申請のみ。当初より考えていたプランはことごとく崩れ去った感があるが、最終的に生まれてきた案は無駄のない良い家になりそうである。まあ、一人と犬のために30坪もあること自体相当のムダを含んではいるのだが。その村田さんは今日より古家の解体工事が始まるため茨城県にいぬとの共に旅に出かけた。月末にはもう一度打ち合わせが出来るだろう。内田が春さんの家の改修計画を着々と進めている。最近は改修も増えてきている。特に古いものを安く買って利用する例が多い。確かに、日本の中古住宅は特別なものを除きほとんどその価値を見られることはない。つまり土地の値段で中古住宅付きの土地が手に入ってしまう。そこに建っている家を見定める確かな目があればこの方法はなかなかお得かもしれぬ。それにしてもアメリカではいまだに住宅の値段が上がっている。これは景気の問題なのか、それとも古いものの値段が上がっていく風土なのか。昔の建て売りみたいな家は別として、最近建てられているハウスメーカーの家や建築家の家がアメリカの住宅にそれほど劣っているとも思えない。とすれば風土と景気の両方の後ろ盾があるのだろう。ともあれ、お金のない人は中古住宅を見てみるのも又一案であるのは確かだ。
2003/3/9
11時より古谷さんの家の地鎮祭を行う。私と内田は一足先に現場に着き準備を行った。お腹の大きい奥さんも含め家族全員の参加となった。天気は快晴。少し風が強かったが、神聖な雰囲気の中無事執り行うことが出来た。終了後、藤原さんの家に材料を届けに行くと、藤原さんがタナクリーム塗りの作業をしていた。1時頃現場を出発。今日はヤヨイ賞。内田を中山競馬場でおろし、一人事務所へ。4時帰社後、作業終了。

2003/3/8
10時30分、府中の佐久間さんの家に打ちあわせに。古谷さんからのアイデアを一通り説明したあと、廻りの建物を見ながら理想の家について話し合った。又来週の土曜日の約束をして3時帰社。事務所にて打ち合わせの内容をまとめる。予算内に納めるのは非常に厳しい内容になりそう。10時、資料を完成させて作業終了。
2003/3/6
藤原さんの外部木工事の手配を終えた後、11時添田氏来社。以前工事をした板橋の雑貨屋さんに行く。1時間くらい現場にて作業をした後一度帰社。6時、藤原邸の現場に向けて出発。今夜は朝まで作業をする予定。引っ越しの日がどうしても21日ということなので、我々もセルフビルドのお手伝いをすることにした。まあ、たまにはこういう突貫工事も楽しいもんだ。というわけでただいまより出発。
2003/3/4
今日は西井さんの家についての打ち合わせ。朝から内田とともに資料等の作成。夜7時、下馬のデニーズに到着。8時、西井さん到着。様々な希望を限られた予算の中でどのように納めるかという点が最大のテーマだったが、妥協をせずにセルフビルド等を取り入れたりアメリカに買い出しに行ったりしながら今の希望を最大限取り入れようと言う方向で決着。また楽しい家造りができそうだ。12時帰社。
2003/3/3
朝から藤原さんの家と古谷さんの家の工事手配を行う。11時、村田さんの家に行く。だいたいのプランや雰囲気は決定。帰りにどうしても使って欲しいというステンドグラスを2枚持ち帰った。昨日は犬を連れて秩父の両神村へ行って来た。最近よく秩父へ行くのだが道を走っていると至る所に結構太い丸太がごろごろしている。ほとんどが杉とヒノキなのだが、杉の丸太の値段はだいたい4〜6千円くらいだ。家一軒で100本使ったとしてもせいぜい50万円だ。それでも加工した在来工法の一件分の材木費というのはだいたい100万円くらいになってしまう。やはりどう考えても一番高いのは人件費だ。そしてセルフビルドはそれを減らすことが出来る唯一の方法だ。そう考えると捨てることは出来ない。ローコストで良い家を建てたい御施主さんにはやっぱり頑張ってもらわなければならないのだ。
2003/3/1
朝から内田と二人で、藤原邸の現場へ向かう。慎さんと共にセルフビルド工事。一日中作業をして、夜8時帰社。
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